mzkのブログ
mzkが好きな日ごろ感じることを書くブログ。
2008.09.08
函館観光。
今回のいちばんの目的は函館だった、とおもう。
辻仁成の『愛をください』って小説に函館が出てくる。
坂道や、ロープウェイが出てくる。
それを読んでから、いつか函館行って、ロープウェイで山登って、星空を見たいって、思ってた。
函館という街は、愛をくださいに出てきたように、坂のたくさんある街だった。
山に向かって登り、海に向かって降りる、ひたすら歩いた。
赤レンガ倉庫があったり、外国人墓地があったり、元町があったり、横浜と似た街だった。
そういえば同じころに開港したんだっけ。
横浜とおんなじように、2009年開港150周年、って書いてた。
途中寄ったお店の店員さんが話しかけてくれて、さらにそのお店で、地元がすぐ近くのおばさんに出会った。
こんな遠くまできて、こんな近くのひとに会うって、なんか不思議。
それから夜になって、ロープウェイで函館山を登って、夜景を見た。
たしかにきれい。
でも、きらきらの夜景をみて、ああ、ここもひとだらけか、とおもった。
私、夜景ってあんまり好きじゃないかもしれない。
東京の夜景も、明るすぎて気持ち悪いとおもった。
さらに、展望台では必死に観光客が場所取りしてたり、どこ行ってもおみやげ物やさんだらけだったり、なんか醜いとおもった。
展望台から降りるロープウェイのなか、お母さんがちいさなこどもにむかって、ひと一人じゃべつに綺麗じゃないのに、それが集まるとこんな綺麗になるんだね、って言ってるのが印象的だった。
私は、それとまったく逆の印象を受けたのかもしれない。
ひとりひとりの人は好きだけど、集まったものは醜いだけ。
そんな気がした。
なんだか、軽い、ような、暗い、ような気分でホテルに帰った。
そういえば、見たかった星空は、見えなかった。
星なんてひとつもなかった。
その代わりに、ひとがいるだけだった。
こんどは冬来たいな、とおもったし、だれかと一緒に来たい、とおもった。
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