"おしまい"

きのう、あっきー(彼氏)と別れた。

だけど、平和に別れて、
そのあとも、友達もいっしょに遊んだりできてた。


前を、向けている、きがしてた。


だけど、いま、きのうのことをゆっくりと思い出してたら、
やっと、別れるという意味が、わかってきた、かもしれない。


きのうは別れた後も手つないでたり頼ってしまったり。
しばらくしてなかった電話をひさしぶりにしたり。
今朝もいつもみたいに電話で起こして。
一日中、付き合ってた仲良かったときと同じようにメールしてて。


何も、変わらなかった。
名前だけの問題なんだって思った。


だけど、そうじゃないんだ。
そうじゃない、はずなんだ。


あっきーは、前より私が好きじゃなくなったと言った。
私の気持ちは変わらなくても。


もう、私たちは、付き合ってないの。

あっきーの彼女というステータス、アイデンティティは失った。


私は、強くなんかなかった。
すこしの理解が私の中で沸いて出てきて、
そいつは私に涙を流させた。


さいごに一度だけ、
もう一度だけでいい、
あっきーの腕の中で泣きたい。